「美人は夜つくられる」という言葉を聞いたことはありませんか?いつまでも若々しいハリツヤのあるお肌は女性の憧れ。睡眠中に分泌されるホルモンは、お肌に重要な働きをすることから、そういわれています。

美肌のために特に注目したいのが、「成長ホルモン」です。成長ホルモンには、アンチエイジング効果があるといわれているからです。

私たちの肌細胞は、常に紫外線や外気ストレスを受け続けています。肌は新しい細胞の生成と排出を繰り返して、肌荒れやシミ・シワを防いでいます。その働きに欠かせないのが成長ホルモンです。では、成長ホルモンとはどのような働きをするのでしょうか?

睡眠中に副交感神経が活性化すると、筋肉がゆるんで血管が広がり、栄養素や酸素などが体中に運ばれます。この時成長ホルモンが分泌され、内臓が活発に動いて新陳代謝が高まります。成長ホルモンは肌や内臓の再生・修復を行い、老廃物を排出する働きをしてくれます。

睡眠不足が続くと、目の下にくまができたり、疲れて老けこんだような顔になってしまうのは、成長ホルモンの分泌量が足りないせいです。

成長ホルモンは、眠りに入って3時間の間に最も多く分泌されます。お肌の「ゴールデンタイム」とか「シンデレラタイム」と呼ばれる10時から2時の間、眠っていなければお肌の再生はできないといわれていましたが、これは間違い。時刻に関係なく、はじめの3時間に良質な深い眠りを得ることが重要です。

美肌をつくる他に、美容のために欠かせない成長ホルモンの働きがあります。それは代謝作用です。成長ホルモンは、体の修復や再生をする際、体内の脂肪を分解して使用します。つまり、余分な脂肪を燃焼して肥満を防いでくれるのです。

眠っている間に美肌になったり、自然にダイエットまでしてくれる、こんな魔法のようなホルモンならもっと分泌を高めたいですよね。しかし残念なことに、成長ホルモンは年齢とともに減少してしまいます。

成長ホルモンは子どもの時に多く分泌され、その名の通り身長を伸ばしたり、骨や肉をつくる働きがありますが、思春期をピークに減っていきます。

しかし、分泌の効果を高めることはできます。成長ホルモンは、いつも分泌されているわけではありません。睡眠中と運動中に分泌されていますので、チャンスを逃さず、その効果を最大限に高めることが大切です。

成長ホルモンは、睡眠中にそのほとんどが分泌されます。眠りに入ってすぐの3時間で分泌は終わってしまうため、この間に、いかに良質な睡眠をとるかがカギになります。このサイトでは、良質な睡眠をとるための様々な快眠テクニックをご紹介していますので、自分に合った快眠法を参考にしてみてください。

運動によって筋肉に疲労物質が貯まると、その刺激で成長ホルモンが分泌されます。有酸素運動より筋トレの方が、筋肉疲労が激しいので分泌されやすくなりますが、有酸素運動を長く続けることで、筋トレと同じ効果が得られます。続けることが大切なので、自分に合った運動を選びましょう。

食事で成長ホルモンを増やす方法もあります。成長ホルモンはアミノ酸でできています。大豆、納豆・豆腐などの大豆製品、エビ、鶏肉、ナッツ類、牛乳などには、成長ホルモンの分泌を高めるアルギニンが多く含まれています。これらの食品をメニューに加えて、バランスの良い食事を摂ることをおすすめします。

とはいえ、やはり睡眠中の分泌が最も多いので、良質な睡眠をとることが、美人になる一番の近道です。成長ホルモンをたっぷり分泌させて、いつまでも若々しく、美しくありたいものですね。