快眠したいと思っても「夏は蒸し暑くて寝苦しいし、冬は寒くて寝付けない」という人が多いのではありませんか?日本に四季があることは、とても素晴らしいことですが、夏冬の睡眠にはちょっと苦労しますよね。

寝室の温度・湿度環境も重要ですが、今回は寝具のちょっとした工夫で、おやすみタイムを快適に過ごす方法をいくつかご紹介します。

なんだか長くなったように感じる日本の夏。熱帯夜が続くと睡眠不足になってしまうことも多いですよね。日本の夏は異常に暑いと海外の人にも指摘されていますが、不快感の原因の多くは湿度にあるようです。実際、眠っている時の背中の湿度は80%にもなるといわれています。

ここ数年、冷感寝具が人気ですが、使ってみたことはありますか?確かに触るとひんやりして気持ちいいし、敷きバッドや枕タイプなど種類も豊富で、寝付きを良くするのに効果があります。でも、ひんやり感が長続きせず、結局夜中に起きてしまうことも多いようです。

ジェルを化学繊維で包んだ構造になっている冷感寝具は、眠っている間に、汗ばんだり、蒸れたりするので、湿度が高くなってしまうのです。夏の寝具には、吸湿性と通気性に優れた天然素材を選ぶことが一番大切です。

そこでおすすめしたいのが麻です。麻は綿の4倍の通気性があるといわれています。子どものころ、夏休みにおじいちゃんやおばあちゃんの田舎に行くと、ざらざらした感触のカバーが掛けられた座布団を出されたり、同じ感触の薄い布団で寝ませんでしたか?

エアコンも何もない時代から、日本人はこの暑い夏と上手に付き合ってきました。昔からあるこの麻の肌掛け布団は、詰め物にも麻が使われていて、とても通気性が良く軽いので、寝苦しい夏にピッタリです。タオルケットや綿毛布などは、体にまとわりついて暑苦しいし、寝返りの妨げにもなってしまいます。

夏の快眠のためには、頭や首を冷やすことも有効的です。頭は眠っている間、発熱量や発汗量が多い部位なので、氷枕や保冷剤などで熱をとると、寝付きやすくなります。首元や後頭部は多くの神経が集中していますので、急速に冷やすと危険です。タオルや手ぬぐいなどを巻いて使いましょう。

冬は日照時間が短いためセロトニンが減少し、乾燥した冷たい空気のせいで、ウイルスも活発に活動します。うっかりするとインフルエンザや風邪にかかってしまうので、夏以上に寝具を工夫して、暖かく睡眠をとりたいものです。

最近はほとんどの人が、羽毛布団を使用していると思いますが、特に寒い夜は毛布も必要ですよね。あなたは毛布を羽毛布団の上に掛けていますか?それとも毛布の上に羽毛布団を掛けていますか?暖かく眠るためには羽毛布団の上に毛布が正解です。

羽毛布団は体に直接かけることが大切です。羽毛布団に詰められている羽毛は、ガチョウやカモなど水鳥の胸に生える、最も柔らかいわた羽です。

羽毛は体温を感じると膨らみ、保温性がアップしますので、羽毛布団と体の間に毛布があると、この効果がなくなってしまいます。また、眠っている間に大きく寝返りをうつと、体にまとわりつく毛布は残りますが、羽毛布団が滑り落ちてしまうこともあります。

もっと寒くなったら、毛布を下に敷くことをおすすめします。寝床の中の熱は、ほとんど敷布団から逃げていきます。毛布を敷くことで熱が逃げるのを防ぐことができます。毛布が1枚なら、ベッドパッドをダウンやウール素材のものに変えましょう。

羽毛布団の羽をほぐして空気を入れ替えたり、布団乾燥機を使って暖めれば、気持ち良く乾燥したフカフカな布団で、もっと暖かく快適に眠れます。