「朝、起きるのがツライ」「朝は頭がボーッとして、体が動かない」と、朝が苦手な人が多いのではないでしょうか?夜型生活が多い現代では、朝起きられない人が増えているようです。

低血圧だから寝起きが悪いと思っている人がいますが、医学的には寝起きの悪さと低血圧には、全く関係がないとされています。寝起きにめまいや立ちくらみが起こりやすいのは、低血圧のせいではなく、起きたばかりで血圧をコントロールできていないからです。

寝起きが悪いのは、自律神経や体内時計の乱れによる睡眠不足や、睡眠の質の低下が影響していると考えられています。ストレスの多い現代人は、交感神経が働きすぎになっています。夜遅くまで仕事をしたり、家族の問題で悩んだりと、活動時間が長いうえに緊張することが多いので、自律神経はいつも戦闘態勢に入っています。

交感神経が働く時間が長すぎると、睡眠リズムが狂ってきます。十分な体の回復ができていないので、朝になってもスッキリ目覚めることができないのです。

規則正しい生活をしようと思っても、ストレスや悩みはすぐに解消できるものでもありませんし、今の生活を捨てるわけにもいきませんよね。そこで普段の生活の中で簡単にできる、寝起きが良くなる方法をご紹介します。

1つめは、朝、太陽の光を浴びることです。体内時計は私たちの体の中にあるタイマーです。約24時間の生活リズムをつくっていて、不規則な生活を続けると狂ってしまいます。しかし、朝の太陽光を浴びることでリセットされ、そこからまた同じリズムをつくってくれます。

体内時計のズレに大きく関わっていると考えられているのがセロトニンです。私たちが目覚める時、セロトニンは自律神経に働きかけ、交感神経を刺激して体内時計のズレを直してくれます。

太陽光を浴びないと、このセロトニンが減少するといわれています。眠くても、朝一番に光を浴びましょう。早起きしてウォーキングなどができればベストですが、カーテンを開けたり、ベランダに出るだけでも効果はありますので、朝日を浴びる習慣をつけましょう。

2つめは、朝食をしっかり摂ることです。「なるべく長く眠りたいから、いつも朝食はヌキ」という人、結構多いのでは?朝ごはんはスッキリ目を覚ますのに最適です。

食事をすると、血糖値や体温が上がることで、脳が目覚めて交感神経が活発に動き出します。たんぱく質や炭水化物、ビタミン、ミネラルなど、バランス良くしっかり食べて、体を芯から目覚めさせましょう。

特におすすめなのがお味噌汁です。お味噌は良質なたんぱく質を含んでいます。たんぱく質は体温を上げる効果が高いですし、具沢山のお味噌汁があれば、アレコレつくる必要もありません。朝食にはぴったりなメニューです。

3つめは、熱めのシャワーを浴びることです。お湯の刺激で血行が良くなり、交感神経のスイッチが入ることで、脳や体が活動モードになって一気に目が覚めます。

人は眠っている間に、コップ1杯の汗をかくといわれています。シャワーでスッキリ流せば気持ちがいいし、熱いお湯が眠っている間に下がった体温を上げるので、爽快な気分で1日をスタートすることができます。