「手足がなかなか暖まらず、足先が朝まで冷たい」「寒くて寝付けない」など、冬は冷え性の人にとってツライ季節ですよね。冷えがひどいと、どうしても縮こまってしまって、肩コリや腰痛、さらには便秘など、不調の原因になりますが、睡眠にも大きな障害となってしまいます。

睡眠前に深部体温を下げるためには、熱を放出するために手足が温かくなります。冷え性の人は手足が冷たいため、熱を十分に放出することができず、体温に大きな変動がありません。そのため、スムーズに睡眠モードに切り替わることができなくなってしまいます。

自律神経の働きにも問題があります。常に体が冷えていると、それ以上体温を逃さないようにしようと、交感神経が働き続けてしまいます。副交感神経が優位になりにくいため、リラックスした睡眠の準備ができません。そのため眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めたりするのです。

冷え性の原因は血行不良です。筋肉の量が少ないと、筋肉の収縮によって送られる血液の流れが弱いため、末端までいきわたらないのです。そのため冷え性は、筋肉が男性より少ない女性に多いといわれています。

「体質だからしょうがない」と諦めていませんか?そんなことはありません!食事、運動、入浴で、冷え性を改善して、冬もぐっすり快眠できる簡単な方法をご紹介します。

食事は熱エネルギーを蓄えるための重要なポイントです。特に冷え性の人は、体を中から温めることが大切です。ショウガやニンニク、ネギなどの体温を上げてくれる食材を使った夕食を食べましょう。

また、最近芸能人の間でも流行っていますが、白湯は体温に近いためとても吸収しやすく、胃や腸を温めて冷えにくい体にしてくれます。体を温めながら水分が補給できますので、毎朝1杯の白湯を飲むようにしましょう。

寝る前にストレッチやウォーキングなどの軽い運動をすることは、快眠のためにも良い習慣ですが、もっと手軽にしたいなら、指先マッサージをおすすめします。指先は静脈と動脈が切り替わるポイントで、指先の血行が良くなると全身の血行が良くなっていきます。簡単ですので、是非やってみてください。

ぬるめのお風呂にゆったりつかることは、快眠に効果的だといわれています。しかし冷え性の人は、せっかくお風呂で温まってもすぐに体が冷えてしまうことが多いはず。そんな時には酒風呂を試してみてはいかがですか?

日本酒は他のお酒に比べて、血管を拡張する成分が多く入っています。酒風呂に入ると末端まで血管が広がり、血行促進に役立ちます。昔から日本酒は、女性のお肌に良いとされていて、保湿、美白などの効果もありますのでおすすめです。

その他、寝付きを良くするために、布団の中で体を温める工夫も大切です。湯たんぽや、腹巻、ネックウォーマーを使用したり、足がどうしても暖まらない時は、コットンやシルクなど自然素材の靴下をはいて眠ると体全体が温まります。

最近は36度以下の低体温の若い女性が多くなっています。低体温は血液の循環が悪くなる原因です。冷え性の根本的な改善方法は、体温を上げることだといえるでしょう。